さて、今回は先日行われたスーパーストロングマシンの引退興行の話(於:後楽園ホール)です。

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正直な話、ここまで長きにわたって活動するとは思ってもみませんでした。
今回は引退興行ということもあり会場に足を運んだのですが、いつもの会場とは客層が異なっているような印象も受けましたね。

レスラーとしての人気、愛嬌など、これまで長くやってきた要因は多々あると思うのですが、なによりも彼の愚直なまでの真面目さ、これにつきるのではないかと思います。

時代の移り変わりもあって以前のように第一線で活躍することはかなわず、また新たな新興勢力、軍団やユニットの発生によって「マシン軍団」であることの必要性もなくなってしまいました。

いってみれば「過去の遺物」と成り果ててしまったのかもしれません。
それでも新日本プロレスの一時代を担った存在であることには変わりありません。

マスクマンという時点で陰の存在として脚光を浴びてもそれは「彼」ではなく、あくまでも「スーパーストロングマシン」です。
一抹の不安も寂しさも、彼の中でどのように胸の内に沈めていったのでしょうか。

興味は尽きません。

選手としての「彼」もきっと愛されていたのでしょう。メインイベントは迫力も笑いもある新たな門出を迎えるにふさわしい試合だったのではないでしょうか。

事故やトラブル、損傷も多々あったかとは思いますが、それでも無事に引退を迎えることができたのは本当に、本当に喜ばしいことだと思います。

長い期間、戦いの場に身を置き切磋琢磨されたこと、本当にお疲れ様でした。

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